この国から交通死亡事故をなくしたい。
生活に欠かせない「交通」が、超高齢化・CASE・MaaSなど「100年に一度の大変革期」にある中、交通情報配信への新たなる可能性追求のため、「最も身近な危機管理情報」でもある交通死亡事故情報の提供から世に問うーーそれが交通時象社/TraffiClipの使命です。
この30年で、年間1万人超から3千人台にまで大きく減少した日本の交通事故死者。しかし見方を変えれば、今なお1日10人前後の人命が失われている現実がある、ともいえます。記録が残る1968年以降、交通死亡事故が発生しなかった日は1日たりともありません。
2019年も、東京・東池袋母子死亡事故や大津・保育園児死傷事故などの痛ましい事故が発生したほか、あおり運転や免許返納も社会的関心を集めました。その一方で、日々起きている交通死亡事故について追ってゆくと、報道されないものも少なくなく、日々の死者数こそ警察庁が取りまとめて翌日公表されているものの、その仔細は意外と知られていないのが実情なのです。
交通時象社/TraffiClipでは、この国で日々発生する交通死亡事故を集約、ワンストップで展開するサイト運営を主軸に、高速道路通行止め情報や災害時広域交通情報などの柔軟な提供により、情報から「日本の交通のレジリエンスを支える」一助となることを目指します。
2020年3月11日
合同会社交通時象社 代表社員 寳來 英斗